2025年1月から約2か月間、ニカラグア共和国首都マナグア市に専門技術者として日本国大使公邸の改修工事計画案プロジェクトに関わる現地調査業務に従事しました。
2か月の滞在期間中、基本的には宿舎(ホテル)、日本大使館事務所、大使公邸の3か所を往復しての業務でした。期間中の現地の様子を以下ご報告いたします。
ニカラグア国旗・国章
マナグア市
公用語はスペイン語ですが英語が通じることもあります。
ニカラグアの人たちは気軽に挨拶をかわして親切でフレンドリーな人が多いので心も和みます。しかしいまだに貧富の差も激しく治安も良くありません。夜間の一人歩きは特に危険です。
ニカラグア通貨はコルドバですが、レストラン、スーパーなど多くの場所で米ドルが使えますので米ドルとの併用が便利です。クレジットカードもタッチ決済のお店が多く便利です。
太平洋とカリブ海の間に位置する中央アメリカの国で、豊かな自然に恵まれたニカラグア。首都マナグアには広大なマナグア湖とニカラグアの象徴である成層火山のモモトンボ山があります。その南にはスペイン植民地時代の建築物で有名なグラナダの街、航行可能な水域にある小島で構成された諸島があります。残念ながら滞在期間中に火山やビーチにはいくことはできませんでしたがボルカン・マサヤ国立公園内の博物館とトレッキング可能なエリアで歴史や自然を楽しむことができました。
マナグア市内視察時の写真
旧マナグア大聖堂
Bolivar通り
近代的なメトロポリタン大聖堂
海外業務では何と言ってもその国の食の楽しみがあります。ニカラグアにはステーキのおいしい有名レストランが何店も有ります。
大使館周辺にはビッフェスタイルのレストランが数件あり、ランチで350から380コルドバ(約1500から1600円)、ランチとしてはやや高めですね。
ニカラグア牛はステーキは大ボリュウムでsmallでも280gはあります。牛タンの煮つけはプレートにまるまる2枚で380コルドバ、日本にも輸出をしているとのことです。
最後に、マナグアは、これまでの歴史的経験を糧に、近代的な首都として発展を続けておりますが、地震の教訓から、低層建築が多い独特の都市景観を形成し、政治・経済の中心地としての役割を果たしていくことでしょう。
困難を乗り越えて成長を続ける都市として、益々の発展をお祈りいたします。