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インド・チェンナイ体験記

 

2025年1月~3月まで日本総領事館の営繕業務に携わるためインド南東部のチェンナイに滞在しました。スリランカに面したインドで3番目の都市で、タミール語を話すタミール人が多く住んでいるタミールナド州の州都です。インダス文明を築いた人々と言われ、アーリア人の侵入により南下し現在の場所に紀元前3世頃から王朝を築き現在に至るとのことです。ギリシャ、ローマ、ペルシャ等の古代からの交易で様々な文明、文化が交流し現在がある不思議なタミールです。

 

 

チェンナイ都市部より車で2時間程南に下るとマハーバリプラムという街があります。南下したタミール系王朝の首都として4世紀頃から世界との交易で繁栄し、幾つものヒンズー教寺院が海岸沿いに建立されたところで世界遺産になっています。

 

 

 

「クリシュナのバターボール」と呼ばれる大きな一つの岩が、古からそのまま斜面を転がり落ちずに、同じ場所にたたずみ続けている場所があります。いつ頃からかも不明の不思議な石ですが、ヒンズー教の神様であるクリシュナの大好物であるバターボールに形が似ていることからその名がついたとか。地元の人達も休日等には遊びに見に来て、周りで子供達も遊んでいます。確かに人一人の力で押しても転がりそうにありません。この重量を超える力を加えて始めて動かすことが可能となります。

 

チェンナイの市内にあるサントメ大聖堂は10世紀ころに建てられた教会です。15〜16世紀ころ、今の白く美しい外観になったといわれ、10世紀当時キリスト教を南インドに布教したキリストの12使途のうちの1人である聖トマスの墓の上に建つと伝わっています。

 

 

 

 

 

その大聖堂から歩いて5分程の所にパストラルセンターがあり、マザーテレサが迎え入れてくれました。感謝。パストラルとは羊の世話をするように人々をケアするところから来た言葉です。

 

 

 

サントメ大聖堂からも歩いて来ることができ、世界で最も長い天然の都市ビーチの一つであるマリーナビーチがあります。約13キロメートルにわたって広がるこのビーチには独立運動家であるチャンドラさんもいますし、ガンディーさんもいました。この様な人々に会う機会が持てて感謝です。

 

 

マリーナビーチ

 

 

 

 

 

チャンドラ・ボース像

 

 

 

 

 

この建物は州立博物館で、1905年イギリス統治時代に建てられたそうです。

 

 

 

 

 

博物館の正面に右写真のマハトマ・ガンディーさんが対面で立っています。

 

 

 

 

現地女性スタッフさんです。お子さんがおりバイク通勤をしています。現地でバイクを運転する女性の方によく見受けられるスタイルです。毎日、元気よく通勤されいていす。

朝、自宅から事務所にちょうど着いたところでお願いして写真を撮らせてもらいました。また、時節の現地果物を販売してるお店を教えてもらい助かりました。ありがとうございます。

 

 

インドとインドの人々に幸多からんことを願って。 いつの日か、また。


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