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ドミニカ共和国で松戸市消防局と消防車の研修を実施しました

2022年12月3~12日の10日間、中南米ドミニカ共和国の地方都市コンスタンサ市で、在ドミニカ共和国日本大使館「草の根・人間の安全保障無償資金協力」を通じて寄贈した消防車の使い方、整備の仕方などを現地の消防士に教える研修を実施しました。

ドミニカ共和国(Google map より)

消防車は福岡市から譲渡されたもので、消火栓設備の少ない多くの開発途上国でニーズが高い4,000リットルの貯水タンクを備えた消防車両です。寄贈に際しては車台とポンプの点検整備をしたうえで日本で使っていた右ハンドルを左ハンドルに付け替えてドミニカ共和国へ今年6月に搬送しました。

研修は千葉県松戸市消防局から加藤考志さん、荒井一樹さん2名の消防士を派遣いただき、コンスタンサ消防隊に加えて近隣のサン・ルイ消防隊からも消防士が参加して総勢27名が参加して訓練を行いました。

ホースの使い方を説明する松戸市消防局 加藤考志・消防司令(五香消防署主幹)
放水姿勢やノズルの使い方を説明する荒井一樹・消防士長(20世紀が丘消防署主任主事)

松戸市は弊協会事業に対して消防車や塵芥収集車を譲渡してくださっているだけでなく、2016年度JKA競輪の補助事業として弊協会がアルゼンチンで実施した消防技術研修や2019年度ドミニカ共和国のモンテクリスティ市へ寄贈した消防車プロジェクトへも消防士を派遣してくれるという多くの協力を頂いてきましたが、かねてから「草の根技術協力事業・梨栽培支援プロジェクト」をドミニカ共和国コンスタンサ市で実施しており、昨年夏の東京オリンピック・パラリンピックではドミニカ共和国の選手受け入れのホスト・タウンに登録するなど自治体間の交流が続いていました。

(※これに関しての詳細はプレスリリースURLをご参考ください。)

弊協会はドミニカ共和国に対して、1998年度から国内自治体から善意の寄付を受けた消防車、救急車、塵芥収集車など計82台を日本大使館等を通じたプロジェクトでお届けしており、現在も多くの車がドミニカ共和国の各地で有効活用されています。今回の研修も今後の日本・ドミニカ共和国、また自治体同士の友好関係をさらに深める契機になるように配慮しながら取り組みました。

(海外援助事業 森田千博)


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