中米カリブ海諸国の一つドミニカ共和国において２月29日から３月9日まで10日間、2018年度在ドミニカ共和国日本国大使館「草の根・人間の安全保障無償資金協力」により寄贈した水槽付ポンプ車の研修を行いました。

ドミニカ共和国の北西、大西洋岸のモンテクリスティ州都モンテクリスティ市の消防局は地域ボランティアで構成・運営されており、自然リゾート観光に注力していることから、防災面の強化は避けて通れない課題であり、水槽付ポンプ車の供与が実現しました。寄贈車両は埼玉県消防学校から譲渡を受けたポンプ車に水槽を取り付けて、ドミニカと交流が盛んな千葉県松戸市から消防士２名を派遣頂き研修を実施しました。

研修に先立ち、松戸市消防局から防火手袋80双を寄付されるサプライズもあり研修参加者の喝さいを浴びました。研修最終日には日本大使館立ち合いの下で修了式を実施し、研修成果を披露する絶好の機会となり地元をあげて大きな話題となりました。

　　　　　　　　　　海外援助事業課長　林田雅明

消防車の取扱い要領を説明する松戸市消防局　見並多津夫氏（右手前）

安全な放水姿勢を説明する指導員（中央）