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カンボジアで消防車両の操作研修を実施

10月13日(火)~16日(金)までカンボジアの首都プノンペン消防本部において、在カンボジア日本大使館の2024年度草の根人間の安全保障無償資金協力のプログラムにより寄贈したはしご車と救助工作車の操作研修を実施致しました。2台の車両は8月に現地に到着したものですが、その車両がこれから現地消防関係者により適切かつ安全に使用されるよう具体的な操作方法等について研修を行うことが今回の目的でした。本邦より総務省消防庁及び福岡市消防本部からそれぞれ現役消防士に研修指導員としてプノンペンに出張いただき、車両操作に係るレクチャーと実施研修が行われました。

発展する都市に高まる防災・安全へのニーズ

ASEAN(東南アジア諸国連合)のメンバーの一つであるカンボジアの首都プノンペンでも近年急速に都市開発が進んでいます。高層ビルの増加に伴い、高所での消化・救助活動に対応するはしご車のニーズは高まっています。また、都市化の進行に伴う交通事故の増加への対応も喫緊の課題となっており、車内に閉じ込められた人の救出など救助工作車も人びとの生命を守る重要な役割を担っています。このような現地事情を背景として今回はしご車及び救助工作車の2台が寄贈されたものです。

日本国内の第一線で活躍していた車両がカンボジアへ

この2台の車両は、福岡県北九州市と埼玉県行田市からそれぞれ供与を受けたものです。冒頭に延べたとおり、今回の寄贈は草の根人間の安全保障無償資金協力プログラムの2024年度防災支援案件として寄贈が実現したものですが、この2台はいずれも日本国内の防災・救助分野の第一線で活躍していたものを車体や消防活動用装備の整備を経て本邦からシンガポールを経由してカンボジアのシアヌークビル港に到着、プノンペン郡消防本部に届けられたものです。

研修に取り組む現地消防関係者の真剣な眼差し

今回の研修は、はしご車の安全な運用方法及び救助工作車を活用した交通事故への具体的な対応を中心に、講義形式のレクチャーと実施研修の二本立てで行われました。研修期間は現地の祝祭日と重なる部分がありましたが、研修に参加した現地消防関係者は、研修指導員による講義と実際の操作研修に真剣な眼差しで取り組んでおり、今回寄贈された車両をフルに活用して日々の消防・救助活動に生かして行こうという強い意欲が感じられました。

そして研修最終日の10月16日(金)にはカンボジア郡副知事、在カンボジア日本大使館経済協力担当書記官のほか当協会から海外援助事業担当責任者など多くの関係者が出席し研修終了式が行われました。特に、修了式には当初予定にはなかったプノンペン郡副知事が急遽出席されることとなりましたが、これは車両の寄贈及び今回の研修に対するカンボジア側の深い感謝を示すものと感じました。

出典:BTVニュース(カンボジアのプノンペンを拠点とする主要なテレビ放送局)
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最後に  

今回の研修を通じ、カンボジアのように急速に発展する都市を支える消防・救助体制の重要性が増々高まっている中で、引き続き車両・資機材の整備と共にそれに携わる人材の育成が不可欠であると実感致しました。日本から寄贈された2台のはしご車及び救助工作車が、現地の消防職員の防災・救援活動においてカンボジアの人びとの命と暮らしを守る有用なツールとなっていくことを願っています。

最後に、車両を提供いただいた北九州市及び行田市、そして研修指導員を派遣していただいた消防庁及び福岡市消防本部をはじめ、本事業にご協力いただいた関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。